山梨県庁の猫たち 【甲府】

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山梨県庁に猫がたくさん住み着いている、という話を聞きました。10匹以上の野良猫が、県庁の敷地内で暮らしているとのこと。面白そうなので、知人から冬の青春18切符の余りを安く譲ってもらい、甲府まで日帰りで見に行ってきました。

山梨県庁の猫たち

山梨県庁は、県庁敷地の前庭や中庭を公園のように整備して、365日、24時間、一般開放しています。芝生広場、ベンチ、日差しや雨をしのげるパーゴラがあり、誰でも自由に休憩できるスペースになっています。

その恩恵は、山梨県民のみならず、甲府の野良猫にも及んでいるようです。

猫が多いのは山梨県議会の前あたり

県議会の建物の前が、猫たちの定位置のようです。

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山梨県議会の建物は甲府駅からまっすぐ伸びる目抜き通り「平和通り」に面しています。街を歩く人たちが、県庁の入り口に寝そべる猫たちに目を留めて話題にしています。

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小さな子供がおそるおそる近づきます。スマホを取り出して写真や動画を撮る人も多いです。若い女の子がしゃがんで猫の背を撫ぜています。この日は見かけませんでしたが、おそらく、手持ちの食べ物を猫にやる人もいるでしょう。

猫たちがこの場所に居ついているのは、そういう恵まれた環境が理由なのだと思います。

猫たちはみんな仲良し

山梨県庁の猫たちは仲がよいです。広い敷地内を、集団で散歩して回っています。

県議会の前に移動したり。

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駐車場の端っこに並んだり。

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平和通り側の入り口で、一緒に道路を眺めたり。

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昨年に生まれたらしい子猫たちは、じゃれたくてたまらないお年頃。

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喧嘩しているようですが、遊んでいるんです。

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仕掛けているのは、おもに白黒ブチの子猫です。こんどはキジトラと遊びたいみたいです。

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このキジトラと白黒ぶちの子猫は、ここの猫のなかで最年少です。

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まだ子猫なので、どなたか連れて帰って飼いませんか。かわいいですよ。

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芝生のうえには、前日の雪が残っています。普段はこの芝生も、猫たちの遊び場らしいです。

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冷たい雪の上を歩こうか、慎重に検討しているもようです。

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昨晩は、マイナス4度の雪の夜でした。その翌日の快晴の日差しはまさに天の恵み。

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猫たちは、一日一日をどうにか生き延びています。今日は、暖かい陽ざしのありがたさを、総身で感じているみたいです。

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あったかいなぁ。

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餌をまつ猫たち

歩道を眺めている猫は、たぶんエサをくれる人を待っているのだと思います。

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この大通りは、甲府駅からまっすぐ伸びる目抜き通りです。

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明らかに、何かを待っている気配。

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ごはんまち。

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一応、エサやりは禁止されています。

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猫を増やしたくないなら、エサやり禁止より、不妊手術をしてあげたほうがよいと思いますけど。

県庁は対応に苦慮しているとのこと

山梨県庁としては、この状況に困惑しているようです。産経新聞が県庁に取材した記事(産経ニュース 2016年12月26日)が面白かったので、要旨をまとめておきます。

まず、知事の記者会見の内容。知事はご自身も猫を飼っているとのことで、野良猫にも理解がありそうです。

「猫には癒やしがあるが、マイナスの部分を与えてはいけないと考える人もいる」「担当課長がどのようにすれば共生を図っていけるか検討している。報告を待ちたい」

この猫問題の担当部署は2つあるそうです。動物愛護を所管する衛生薬務課と、庁舎管理を担当する財産管理課。この2つの部署で意見が割れているせいで、まだ積極的な対策に動けない状況のようです。

  • 衛生薬務課の意見は「不妊手術をしたうえでの共生」
  • 財産管理課の意見は「餌やり禁止を徹底することによって猫を追い払う」

衛生薬務課には動物愛護の担当者がいるので、いわゆる地域猫方式の管理を提案しているようです。不妊手術をしたうえで、一代限りの生をまっとうさせる、という発想ですね。

いっぽう、財産管理課の立場から見れば、野良猫は県有地への不法侵入者です。早急に県庁の敷地から出て行ってもらいたいわけです。

下の写真は、冷たい雪を歩くぶち猫。わざわざ雪が残っている場所に入っていきます。何をするのかと思ったら、芝生にオシッコをしていました。庁舎管理の担当者としては、こういうのが許しがたいんでしょうね。それはそれで、わかります。

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でも、いくら徹底して禁止したって、結局は誰かが餌をやりますよ。通行人の多い大通りに面しているんだから。

やっぱり、不妊手術しかないんじゃないでしょうか。

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そろそろ発情期シーズン。春になったら、また子猫が生まれてきますよ。

甲府はやっぱり盆地だった

せっかく甲府まで来たので、県庁の隣にある甲府城址を歩いてみました。甲府城は、武田氏が滅亡した後に、豊臣秀吉の命で築城された城です。

建物は明治時代に取り壊されましたが、その跡地の一部が舞鶴城公園、甲府市歴史公園として開放されています。石段を登ると甲府の街並みを広く展望できます。

街の向こうには山が、ぐるりと街を取り囲んでいます。

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夕刻、まだ雪の残る甲府駅から、各駅停車で東京まで帰りました。

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当初の計画では帰路は身延線で富士駅に出て、東海道線で帰ってくるつもりだったのですが、猫と遊びすぎて夕方になってしまったので、中央本線で東京に直行となりました。

追記:捕獲作戦がおこなわれました(里親募集中)

ついに、捕獲して避妊手術をすることになったようです。

TBSニュース「野良猫増えて“捕獲作業”開始、山梨県庁周辺」

『13日、猫を捕獲する檻を、甲府市の自治会やボランティア団体、県庁職員が、県庁とその周辺に18個設置しました。その結果、およそ1時間半で6匹が捕獲されました。捕獲された猫の避妊・去勢手術の費用はボランティア団体が全額負担し、その後は県のホームページなどで飼い主を募集することにしています。』

そして、本日(14日)、手術済みの猫たちを県庁に戻したとのこと。

『13日に捕獲され、愛護団体の世話で去勢・避妊手術を受けた猫のうち12匹が、再び県庁内に戻された。ケージの扉が開けられると、去勢後の猫たちが猛烈なスピードで飛び出し、住み慣れた県庁の敷地内に散っていった。』(産経新聞ニュース 2017年1月14日)

山梨県の公式ホームページに猫の写真を載せて、里親の募集をするそうです。

里親募集中の猫の写真はこちら

もらいに行ってね!

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