川崎の東扇島西公園は猫海岸

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川崎駅から市バスで30分の臨海地区にある東扇島西公園には、もとは捨て猫と思われる野良猫が30匹ほど自然繁殖しています。釣り人から釣果のおこぼれをもらって、なんとかそこそこ暮らしています。

川崎の猫公園

川崎で猫と遊べる場所と言えば、かつては、ちどり公園が有名でした。今行っても、ちどり公園に猫はいません。いっぽう、ちどり公園から水路を越えた東扇島にある東扇島西公園には、今もたくさんの猫が暮らしています。

東京の猫ではありませんが、東京からすぐに行ける猫公園ということで紹介します。横浜からも近いです。

東扇島西公園で猫と遊ぶ

東扇島西公園の猫は人為的に管理されておらず、避妊手術をしていないので子猫もたくさんいます。餌はどうしているのかというと、釣り人からもらっています。川崎港の公園は釣りが禁止されているところが多いのですが、東扇島西公園は例外的に釣りが許可されているので、休日には100人近い釣り人が集まります。

釣果待ちの猫たち

そういうわけなので、海岸の釣り人の後ろでは、野良猫たちが大人しく釣果を待っています。

人家もないこの埠頭では、釣り人から魚をもらうか、家族連れからお弁当のおすそ分けをもらうしか、エサ調達の方法はないです。

だから、彼らは気長に待ちます。

ほんとうに気長に待っています。

ほかに特にやることもないですからね。

猫が多いのは公園の奥の方

猫が多いのは、公園の入口から一番遠いあたり。小高い丘が築かれて展望台のようになっている、その周辺の植え込みや草むらのなかに、多くの猫が暮らしています。

埋め立てによる人工島なので、人家はなく、陸との行き来は海底トンネルを通るしかありません。猫が自分でここまでやってくるのは不可能です。誰かがここまで連れてきて捨てた猫が自然繁殖したのだと思います。

公園の奥は植え込みや草むらが多く、猫が隠れる場所はたくさんあります。

エサが豊富だからでしょうか。

子猫がとても多いです。

のびのび暮らしてます。

毛並みがよく、怪我もしていないキレイな猫が多いです。

栄養状態良好です。

釣果にありついた猫

ちょうど釣果のおこぼれにあずかった猫を見かけました。このくらいの大きさの魚だと、猫は骨も尻尾も残さずに全部食べてしまいます。がりがりと骨をかじる音を立てながら、きれいにたいらげました。

ちょっとグロな印象ですが、これが動物が生きるということ、自然界の現実ですね。

東扇島西公園への行き方・アクセス

東扇島西公園の場所・地図

東扇島西公園は、川崎駅からバスで30分ほどの臨海地区にあります。東扇島には東公園と西公園の2つの公園があります。東公園はだだっぴろい芝生や球技場がある平板な作りで、猫はいません。西公園は森や草地が造成されており、しかも釣りが許可されているので餌の確保が容易なため、野良猫が増えています。

猫が多いのは、上の地図で言うと左の端っこのあたりです。公園の入口は右端にあり、来園者用の駐車場もあります。駐車場の入口には釣具店が店をだしており、釣りの道具や餌を入手できます。トイレは入口付近に一か所あります。

交通・アクセス

東扇島西公園へは、川崎駅からバス1本で行けます。東扇島には大きな倉庫が多く、働いている人も多いので、バスは頻繁にあり、交通は非常に便利です。

川崎駅バスターミナルの12番のりばから、川崎07系統「東扇島西公園」行きに乗車して終点の東扇島西公園で下車し、徒歩2分で公園の入口に着きます。料金は片道220円。

バスの時刻表はこちら(川崎市営バス)

いっぽう、ちどり公園には猫は見あたらず

かつて猫が多いことで知られたちどり公園には、今は猫はいません。ボランティアの方が作ったと思われる猫シェルターが残っているだけです。

シェルターの入口は針金で封鎖され、中をのぞくと空っぽの猫小屋が見えますが、猫はいません。

猫を捨てないように警告する看板が複数立っていて、かつてはここに多くの猫が捨てられていたことを思わせます。どこに行ってしまったのか、気になります。

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